名作物語の読み聞かせ(聞く絵本)「モミの木」前編・後編
モミの木
ハンス・クリスチャン・アンデルセンによる童話
森の中で早く立派な木になりたいと周りの木々を羨ましく思っていた主人公の木は、クリスマスツリーに憧れ、いざ自分の番になった時には切られる時の強い痛みに辛さを覚え、ワクワクして臨んだクリスマスの季節が終わった後には屋根裏にしまわれ、再び出された時には薪にされ焼かれてしまう。
簡単にお話の内容を要約すると「一番幸せだったのはあの頃だ」と、常に次に来るイベントに心を躍らせ期待しながら、期待とは違う辛さに直面し過去の幸せな時を羨んでばかり、その後に来るイベントに対して、辛いと感じたはずの以前の出来事を楽しかったと悔恨する。これを繰り返して、薪になり燃やされる時には切られる痛みと燃やされる熱さの中で、森の中にいた頃が一番良かったと思い出します。
いかに「今」を大事に生きることが大切かを感じさせられるような寓話と思えますよね。
長く住んだ家を引っ越す時、学校を卒業する時、転職する時、いつも新しい場所へ行く時には「以前の良さ」が目立つものですが、今、そしてこれからをいかに大事にポジティブに行動できるか、もったいない時間を過ごさないように今を生きる大切さを教えてくれる物語です。
動画内での最後の一文は、個人的に付け足しています。 このまま終わるのは少し残酷さと悲しさが目立つと感じたため、このモミの木の一生、運命は、楽しいこともいっぱいあり、決して悲しい一生ではなかったと思ったためです。いつでも前向きに次のことを考え、過去の幸せも思い出せて、幸せな木だったとも言えます。
